これは骨董屋の話でありますが、真贋の見わけに熟する為には「ほんもの」ばかりを見なければならぬ、たとひ参考の為などと言つても、「にせもの」に目をなじませると、却つて誤り易いと言ふことであります。
文芸上の作品を鑑賞するのもやはりこの理窟に変りはありません。
傑作ばかりに接してゐれば、勢ひ他の作品の長短にも無神経になることを免れません。
これは骨董屋の話でありますが、真贋の見わけに熟する為には「ほんもの」ばかりを見なければならぬ、たとひ参考の為などと言つても、「にせもの」に目をなじませると、却つて誤り易いと言ふことであります。
文芸上の作品を鑑賞するのもやはりこの理窟に変りはありません。
傑作ばかりに接してゐれば、勢ひ他の作品の長短にも無神経になることを免れません。