芥川龍之介 『槍ヶ嶽紀行』 が、彼は食器や食糧の外にも、私の毛布や外套などを堆く肩に背負つてゐた。 それにも関らず峠へかかると、彼と私の間の距離は、だんだん遠く隔たり始めた。 三十分の後、とうとう私はたつた一人、山路を喘いで行く旅人になつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア