芥川龍之介 『槍ヶ嶽紀行』 私は水を渡りながら、ふと東京の或茶屋を思ひ出した。 その軒に懸つてゐる岐阜提灯も、ありありと眼に見えるやうな気がした。 しかし私を繞つてゐるものは、人煙を絶つた谿谷であつた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア