曇天の夕焼が消えかかつた時、私たちは囲爐裡の火を囲んで、竹串に炙つた山女を肴に、鍋で炊いた飯を貪り食つた。
それから毛布に寒気を凌いで、白樺の皮を巻いて造つた、原始的な燈火をともしながら、夜が戸の外に下つた後も、いろいろ山の事を話し合つた。
白樺の火と榾の火と、――この明暗二種の火の光は、既に燈火の文明の消長を語るものであつた。
曇天の夕焼が消えかかつた時、私たちは囲爐裡の火を囲んで、竹串に炙つた山女を肴に、鍋で炊いた飯を貪り食つた。
それから毛布に寒気を凌いで、白樺の皮を巻いて造つた、原始的な燈火をともしながら、夜が戸の外に下つた後も、いろいろ山の事を話し合つた。
白樺の火と榾の火と、――この明暗二種の火の光は、既に燈火の文明の消長を語るものであつた。