買つた後に開いて見ると、巻頭には近衛公の題字を始め、重野成斎、坪内逍遥、島田沼南、徳富蘇峰、田口鼎軒等の序文だの、水谷不倒の「大久保湖州君小伝」だの、明治趣味の顋髯を生やした著者の写真だのもはひつてゐる。
無名の書生だと思つた湖州は思ひの外知己に富んでゐたらしい。
が、現代に生れた我々の湖州を知らぬことも亦事実である。
買つた後に開いて見ると、巻頭には近衛公の題字を始め、重野成斎、坪内逍遥、島田沼南、徳富蘇峰、田口鼎軒等の序文だの、水谷不倒の「大久保湖州君小伝」だの、明治趣味の顋髯を生やした著者の写真だのもはひつてゐる。
無名の書生だと思つた湖州は思ひの外知己に富んでゐたらしい。
が、現代に生れた我々の湖州を知らぬことも亦事実である。