芥川龍之介 『大久保湖州』 才人だと思つた大久保湖州も或は大学の教授に多い、荘厳なる阿呆の一人だつたかも知れない。 僕は夜長の電燈の下にかう云ふ疑惑を抱きながら、まづ彼の大作たる家康篇を読みはじめた。 これはもう一昨年、――念の為に書いて置けば、大正十一年の秋のことである。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア