人を殺しし罪ほろぼしの外に言ひ難き懺悔の珠数をば繰らざりしにや。
徒士の者奥の女中に文を送りしとて、徒士頭松平若狭守改易の罪に処せられきと伝ふれば、奥向の規律の厳正なりしを窺ふべし。
亦窮屈なる規則の内にても、主人には之を潜りて融通の道ありしを忘るべからず。
人を殺しし罪ほろぼしの外に言ひ難き懺悔の珠数をば繰らざりしにや。
徒士の者奥の女中に文を送りしとて、徒士頭松平若狭守改易の罪に処せられきと伝ふれば、奥向の規律の厳正なりしを窺ふべし。
亦窮屈なる規則の内にても、主人には之を潜りて融通の道ありしを忘るべからず。