その後の「ろおれんぞ」は、「さんた・るちや」の内陣に香炉をかざした昔とは打つて変つて、町はづれの非人小屋に起き伏しする、世にも哀れな乞食であつた。
ましてその前身は、「ぜんちよ」の輩にはゑとりのやうにさげしまるる、天主の御教を奉ずるものぢや。
されば町を行けば、心ない童部に嘲らるるは元より、刀杖瓦石の難に遭うた事も、度々ござるげに聞き及んだ。
その後の「ろおれんぞ」は、「さんた・るちや」の内陣に香炉をかざした昔とは打つて変つて、町はづれの非人小屋に起き伏しする、世にも哀れな乞食であつた。
ましてその前身は、「ぜんちよ」の輩にはゑとりのやうにさげしまるる、天主の御教を奉ずるものぢや。
されば町を行けば、心ない童部に嘲らるるは元より、刀杖瓦石の難に遭うた事も、度々ござるげに聞き及んだ。