むごたらしう焼けただれた「ろおれんぞ」は、「しめおん」が腕に抱かれて、早くも火と煙とのただ中から、救ひ出されて参つたではないか。
なれどその夜の大変は、これのみではござなんだ。
息も絶え絶えな「ろおれんぞ」が、とりあへず奉教人衆の手に舁かれて、風上にあつたあの「えけれしや」の門へ横へられた時の事ぢや。
むごたらしう焼けただれた「ろおれんぞ」は、「しめおん」が腕に抱かれて、早くも火と煙とのただ中から、救ひ出されて参つたではないか。
なれどその夜の大変は、これのみではござなんだ。
息も絶え絶えな「ろおれんぞ」が、とりあへず奉教人衆の手に舁かれて、風上にあつたあの「えけれしや」の門へ横へられた時の事ぢや。