なれど『ろおれんぞ』様のお心の気高さは、妾が大罪をも憎ませ給はいで、今宵は御身の危さをもうち忘れ、『いんへるの』(地獄)にもまがふ火焔の中から、妾娘の一命を辱くも救はせ給うた。
その御憐み、御計らひ、まことに御主『ぜす・きりしと』の再来かともをがまれ申す。
さるにても妾が重々の極悪を思へば、この五体は忽『ぢやぼ』の爪にかかつて、寸々に裂かれようとも、中々怨む所はおぢやるまい。
なれど『ろおれんぞ』様のお心の気高さは、妾が大罪をも憎ませ給はいで、今宵は御身の危さをもうち忘れ、『いんへるの』(地獄)にもまがふ火焔の中から、妾娘の一命を辱くも救はせ給うた。
その御憐み、御計らひ、まことに御主『ぜす・きりしと』の再来かともをがまれ申す。
さるにても妾が重々の極悪を思へば、この五体は忽『ぢやぼ』の爪にかかつて、寸々に裂かれようとも、中々怨む所はおぢやるまい。