やがて娘の「こひさん」に耳をすまされた伴天連は、吹き荒ぶ夜風に白ひげをなびかせながら、「さんた・るちや」の門を後にして、おごそかに申されたは、「悔い改むるものは、幸ぢや。
何しにその幸なものを、人間の手に罰しようぞ。
これより益、『でうす』の御戒を身にしめて、心静に末期の御裁判の日を待つたがよい。
やがて娘の「こひさん」に耳をすまされた伴天連は、吹き荒ぶ夜風に白ひげをなびかせながら、「さんた・るちや」の門を後にして、おごそかに申されたは、「悔い改むるものは、幸ぢや。
何しにその幸なものを、人間の手に罰しようぞ。
これより益、『でうす』の御戒を身にしめて、心静に末期の御裁判の日を待つたがよい。