同じ渡海を渡世にしていても、北条屋は到底角倉などと肩を並べる事は出来ますまい。
しかしとにかく沙室や呂宋へ、船の一二艘も出しているのですから、一かどの分限者には違いありません。
わたしは何もこの家を目当に、うろついていたのではないのですが、ちょうどそこへ来合わせたのを幸い、一稼ぎする気を起しました。
同じ渡海を渡世にしていても、北条屋は到底角倉などと肩を並べる事は出来ますまい。
しかしとにかく沙室や呂宋へ、船の一二艘も出しているのですから、一かどの分限者には違いありません。
わたしは何もこの家を目当に、うろついていたのではないのですが、ちょうどそこへ来合わせたのを幸い、一稼ぎする気を起しました。