わたしは前に甚内の約束は、当にして居らぬと申し上げました。
が、店のものにも暇を出さず、成行きに任せていた所を見ると、それでも幾分か心待ちには、待っていたのでございましょう。
また実際三日目の夜には、囲いの行燈に向っていても、雪折れの音のする度毎に、聞き耳ばかり立てて居りました。
わたしは前に甚内の約束は、当にして居らぬと申し上げました。
が、店のものにも暇を出さず、成行きに任せていた所を見ると、それでも幾分か心待ちには、待っていたのでございましょう。
また実際三日目の夜には、囲いの行燈に向っていても、雪折れの音のする度毎に、聞き耳ばかり立てて居りました。