また実際三日目の夜には、囲いの行燈に向っていても、雪折れの音のする度毎に、聞き耳ばかり立てて居りました。
所が三更も過ぎた時分、突然茶室の外の庭に、何か人の組み合うらしい物音が聞えるではございませんか?
わたしの心に閃いたのは、勿論甚内の身の上でございます。
また実際三日目の夜には、囲いの行燈に向っていても、雪折れの音のする度毎に、聞き耳ばかり立てて居りました。
所が三更も過ぎた時分、突然茶室の外の庭に、何か人の組み合うらしい物音が聞えるではございませんか?
わたしの心に閃いたのは、勿論甚内の身の上でございます。