わたしは勇気も出て来ましたから、やはり雪の中に手をついたなり、父の勘当を受けている事、今はあぶれものの仲間にはいっている事、今夜父の家へ盗みにはいった所が、計らず甚内にめぐり合った事、なおまた父と甚内との密談も一つ残らず聞いた事、――そんな事を手短に話しました。
が、甚内は不相変、黙然と口を噤んだまま、冷やかにわたしを見ているのです。
わたしはその話をしてしまうと、一層膝を進ませながら、甚内の顔を覗きこみました。
わたしは勇気も出て来ましたから、やはり雪の中に手をついたなり、父の勘当を受けている事、今はあぶれものの仲間にはいっている事、今夜父の家へ盗みにはいった所が、計らず甚内にめぐり合った事、なおまた父と甚内との密談も一つ残らず聞いた事、――そんな事を手短に話しました。
が、甚内は不相変、黙然と口を噤んだまま、冷やかにわたしを見ているのです。
わたしはその話をしてしまうと、一層膝を進ませながら、甚内の顔を覗きこみました。