芥川龍之介 『上海游記』 我々の側には、何時の間にか、あの花売りの婆さんが、くどくどと何かしゃべりながら、乞食のように手を出している。 婆さんは銀貨を貰った上にも、また我々の財布の口を開けさせる心算でいるらしい。 私はこんな欲張りに売られる、美しい薔薇が気の毒になった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア