芥川龍之介 『上海游記』 夜は、――これは里見さんには内証だったが、万一の不眠を気づかう余り、毎晩欠かさずカルモチンを呑んだ。 それでさえ時々は夜明け前に、眼がさめてしまうのには辟易した。 確か王次回の疑雨集の中に、「薬餌無徴怪夢頻」とか云う句がある。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア