芥川龍之介 『上海游記』 私は四十起氏の跡につきながら、滅多に側眼もふらない程、恐る恐る敷石を踏んで行った。 その露路を向うへつき当ると、噂に聞き及んだ湖心亭が見えた。 湖心亭と云えば立派らしいが、実は今にも壊れ兼ねない、荒廃を極めた茶館である。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア