芥川龍之介 『上海游記』 曇天にそば立った支那風の亭と、病的な緑色を拡げた池と、その池へ斜めに注がれた、隆々たる一条の小便と、――これは憂鬱愛すべき風景画たるばかりじゃない。 同時に又わが老大国の、辛辣恐るべき象徴である。 私はこの支那人の姿に、しみじみと少時眺め入った。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア