私は殆逃げるように、四十起氏を促し立てながら、この金切声に充満した、恐るべき茶館を飛び出した。
しかし小鳥の啼き声は、茶館の中にばかりある訣じゃない。
やっとその外へ脱出しても、狭い往来の右左に、ずらりと懸け並べた鳥籠からは、しっきりない囀りが降りかかって来る。
私は殆逃げるように、四十起氏を促し立てながら、この金切声に充満した、恐るべき茶館を飛び出した。
しかし小鳥の啼き声は、茶館の中にばかりある訣じゃない。
やっとその外へ脱出しても、狭い往来の右左に、ずらりと懸け並べた鳥籠からは、しっきりない囀りが降りかかって来る。