芥川龍之介 『上海游記』 その向うにもう一つ、同じような鼠色の三階建があると思ったら、それは近頃建てたとか云う、鄭垂氏一家の住居だった。 私はこの庭を歩きながら、一むらの竹の林の上に、やっと雲切れのした青空を眺めた。 そうしてもう一度、これならば私も清貧に処したいと思った。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア