芥川龍之介 『上海游記』 同文書院を見に行った時、寄宿舎の二階を歩いていると、廊下のつき当りの窓の外に、青い穂麦の海が見えた。 その麦畑の処々に、平凡な菜の花の群ったのが見えた。 最後にそれ等のずっと向うに、――低い屋根が続いた上に、大きな鯉幟のあるのが見えた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア