芥川龍之介 『上海游記』 電燈の明い波止場には、もう殆人影も見えない。 その向うの往来には、三階か四階の煉瓦建が、ずっと夜空に聳えている。 と思うと苦力が一人、鮮かな影を落しながら、目の下の波止場を歩いて行った。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア