芥川龍之介 『上海游記』 薔薇の花、絹、頸飾りの琥珀、――それらがちらりと見えたと思うと、すぐに眼の前から消えてしまう。 あれはきっとカルトン・カッフェへ、舞蹈に行っていたのに違いない。 その跡は森とした往来に、誰か小唄をうたいながら、靴音をさせて行くものがある。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア