何十分か過ぎた後、駕籠の止まったのに眼をさますと、我々のつい鼻の先には、出たらめに石段を積み上げた、嶮しい坂が突き立っている。
大元洋行のお上さんは、此処は駕籠が上らないから、歩いて頂きたいと説明した。
私はやむを得ず竹内逸氏と、胸突き八町を登り出した。
何十分か過ぎた後、駕籠の止まったのに眼をさますと、我々のつい鼻の先には、出たらめに石段を積み上げた、嶮しい坂が突き立っている。
大元洋行のお上さんは、此処は駕籠が上らないから、歩いて頂きたいと説明した。
私はやむを得ず竹内逸氏と、胸突き八町を登り出した。