芥川龍之介 『長江游記』 飯を食ってしまったら、急に冷気を感じ出したのはさすがに海抜三千尺である。 成程廬山はつまらないにもしろ、この五月の寒さだけは珍重に値するのに違いない。 私は窓側の長椅子に岩山の松を眺めながら、兎に角廬山の避暑地的価値には敬意を表したいと考えた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア