芥川龍之介 『北京日記抄』 先生、お嬢さんの肩に手をかけ、支那語にて何とか囁けば、お嬢さんは小さい口を開き、「いろはにほへとちりぬるをわか……」云々と言う。 夫人の生前教えたるなるべし。 先生は満足そうに微笑していれど、僕は聊センティメンタルになり、お嬢さんの顔を眺むるのみ。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア