芥川龍之介 『北京日記抄』 只大きい蓮池のまわりに葭簾張りの掛茶屋のあるだけなり。 掛茶屋の外には針鼠だの大蝙蝠だのの看板を出した見世物小屋も一軒ありしように記憶す。 僕等はこう言う掛茶屋にはいり、中野君は玫瑰露の杯を嘗め、僕は支那茶を啜りつつ、二時間ばかり坐っていたり。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア