然るに公子と見しものは元来胡蝶に外ならざれば、忽飛んで天外に去り細君は再婚するどころならず、却って悪辣なる荘子の為にさんざん油をとらるるに終る。
まことに天下の女の為には気の毒千万なる諷刺劇と言うべし。
――と言えば劇評位書けそうなれど、実は僕には昆曲の昆曲たる所以さえ判然せず。
然るに公子と見しものは元来胡蝶に外ならざれば、忽飛んで天外に去り細君は再婚するどころならず、却って悪辣なる荘子の為にさんざん油をとらるるに終る。
まことに天下の女の為には気の毒千万なる諷刺劇と言うべし。
――と言えば劇評位書けそうなれど、実は僕には昆曲の昆曲たる所以さえ判然せず。