芥川龍之介 『冬』 「余りと言えば余り」とは実際こう云う瞬間の僕の感情に違いなかった。 僕は巻煙草の吸いさしを投げつけ、控室の向うにある刑務所の玄関へ歩いて行った。 玄関の石段を登った左には和服を着た人も何人か硝子窓の向うに事務を執っていた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア