ところが、その酒が崇って、卒中のように倒れたなり、気の遠くなってしまった事が、二度ばかりある。
一度は町内の洗湯で、上り湯を使いながら、セメントの流しの上へ倒れた。
その時は腰を打っただけで、十分とたたない内に気がついたが、二度目に自家の蔵の中で仆れた時には、医者を呼んで、やっと正気にかえして貰うまで、かれこれ三十分ばかりも手間どった。
ところが、その酒が崇って、卒中のように倒れたなり、気の遠くなってしまった事が、二度ばかりある。
一度は町内の洗湯で、上り湯を使いながら、セメントの流しの上へ倒れた。
その時は腰を打っただけで、十分とたたない内に気がついたが、二度目に自家の蔵の中で仆れた時には、医者を呼んで、やっと正気にかえして貰うまで、かれこれ三十分ばかりも手間どった。