芥川龍之介 『本所両国』 が、渡し場らしい小屋はどこにも見えない。 僕は丁度道端に芋を洗っていた三十前後の男に渡し場の有無をたずねて見ることにした。 しかし彼は「富士見の渡し」という名前を知っていないのは勿論、渡し場のあったことさえ知らないらしかった。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア