それから又僕は家へ毎日のように遊びに来た「お粂さん」という人などは命だけは助かったものの、一時は発狂したのも同様だった(「お粂さんは」髪の毛の薄いためにどこへも片付かずにいる人だった。
しかし髪の毛を生やすために蝙蝠の血などを頭へ塗っていた。
最後に僕の通っていた江東小学校の校長さんは両眼とも明を失った上、前年にはたった一人の息子を失い、震災の年には御夫婦とも焼け死んでしまったとかいうことだった。
それから又僕は家へ毎日のように遊びに来た「お粂さん」という人などは命だけは助かったものの、一時は発狂したのも同様だった(「お粂さんは」髪の毛の薄いためにどこへも片付かずにいる人だった。
しかし髪の毛を生やすために蝙蝠の血などを頭へ塗っていた。
最後に僕の通っていた江東小学校の校長さんは両眼とも明を失った上、前年にはたった一人の息子を失い、震災の年には御夫婦とも焼け死んでしまったとかいうことだった。