そこへ向うから僕等の乗ったのと余り変らない川蒸汽が一艘矢張り浪を蹴って近づき出した。
が、七、八間隔ててすれ違ったのを見ると、この川蒸汽の後部には甲板の上に天幕を張り、ちゃんと大川の両岸の景色を見渡せる設備も整っていた。
こういう古風な川蒸汽もまた目まぐるしい時代の影響を蒙らない訳には行かないらしい。
そこへ向うから僕等の乗ったのと余り変らない川蒸汽が一艘矢張り浪を蹴って近づき出した。
が、七、八間隔ててすれ違ったのを見ると、この川蒸汽の後部には甲板の上に天幕を張り、ちゃんと大川の両岸の景色を見渡せる設備も整っていた。
こういう古風な川蒸汽もまた目まぐるしい時代の影響を蒙らない訳には行かないらしい。