芥川龍之介 『本所両国』 僕は浅草千束町にまだ私娼の多かった頃の夜の景色を覚えている。 それは窓ごとに火かげのさした十二階の聳えているために殆ど荘厳な気のするものだった。 が、この往来はどちらへ抜けてもボオドレエル的色彩などは全然見つからないのに違いない。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア