芥川龍之介 『芋粥』 五位は、猫背の首を挙げて、臆病らしく、その人の方を見た。 声の主は、その頃同じ基経の恪勤になつてゐた、民部卿時長の子藤原利仁である。 肩幅の広い、身長の群を抜いた逞しい大男で、これは、煠栗を噛みながら、黒酒の杯を重ねてゐた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア