尤も、馬は二人とも、前のは月毛、後のは蘆毛の三歳駒で、道をゆく物売りや侍も、振向いて見る程の駿足である。
その後から又二人、馬の歩みに遅れまいとして随いて行くのは、調度掛と舎人とに相違ない。
――これが、利仁と五位との一行である事は、わざわざ、ここに断るまでもない話であらう。
尤も、馬は二人とも、前のは月毛、後のは蘆毛の三歳駒で、道をゆく物売りや侍も、振向いて見る程の駿足である。
その後から又二人、馬の歩みに遅れまいとして随いて行くのは、調度掛と舎人とに相違ない。
――これが、利仁と五位との一行である事は、わざわざ、ここに断るまでもない話であらう。