その後から又二人、馬の歩みに遅れまいとして随いて行くのは、調度掛と舎人とに相違ない。
――これが、利仁と五位との一行である事は、わざわざ、ここに断るまでもない話であらう。
冬とは云ひながら、物静に晴れた日で、白けた河原の石の間、潺湲たる水の辺に立枯れてゐる蓬の葉を、ゆする程の風もない。
その後から又二人、馬の歩みに遅れまいとして随いて行くのは、調度掛と舎人とに相違ない。
――これが、利仁と五位との一行である事は、わざわざ、ここに断るまでもない話であらう。
冬とは云ひながら、物静に晴れた日で、白けた河原の石の間、潺湲たる水の辺に立枯れてゐる蓬の葉を、ゆする程の風もない。