五位は欠伸を一つ、噛みつぶして、又、とりとめのない、思量に耽り出した。
――山の芋と云ふからには、勿論芋粥にする気で、持つて来させるのに相違ない。
さう思ふと、一時、外に注意を集中したおかげで忘れてゐた、さつきの不安が、何時の間にか、心に帰つて来る。
五位は欠伸を一つ、噛みつぶして、又、とりとめのない、思量に耽り出した。
――山の芋と云ふからには、勿論芋粥にする気で、持つて来させるのに相違ない。
さう思ふと、一時、外に注意を集中したおかげで忘れてゐた、さつきの不安が、何時の間にか、心に帰つて来る。