芥川龍之介 『芋粥』 ……失礼ながら、十分でござる。 もし、此時、利仁が、突然、向うの家の軒を指して、「あれを御覧じろ」と云はなかつたなら、有仁は猶、五位に、芋粥をすすめて、止まなかつたかも知れない。 が、幸ひにして、利仁の声は、一同の注意を、その軒の方へ持つて行つた。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア