芥川龍之介 『芋粥』 ――彼は、この上芋粥を飲まずにすむと云ふ安心と共に、満面の汗が次第に、鼻の先から、乾いてゆくのを感じた。 晴れてはゐても、敦賀の朝は、身にしみるやうに、風が寒い。 五位は慌てて、鼻をおさへると同時に銀の提に向つて大きな嚔をした。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア