まあいいかげんに辞書を引いては、頁をはぐっていっただけであるが、ともかくそれが僕にとっては、最初に親しんだ仏蘭西小説だった。
「サッフォ」には感心したかどうか、確かなことは覚えていない。
ただあの舞踏会から帰るところに、明け方のパリの光景を描いた、たった五、六行の文章がある。
まあいいかげんに辞書を引いては、頁をはぐっていっただけであるが、ともかくそれが僕にとっては、最初に親しんだ仏蘭西小説だった。
「サッフォ」には感心したかどうか、確かなことは覚えていない。
ただあの舞踏会から帰るところに、明け方のパリの光景を描いた、たった五、六行の文章がある。