芥川龍之介 『邪宗門』 十七 危くつき当りそうになった摩利信乃法師は、咄嗟に身を躱しましたが、なぜかそこに足を止めて、じっと平太夫の姿を見守りました。 が、あの老爺はとんとそれに頓着する容子もなく、ただ、二三歩譲っただけで、相不変とぼとぼと寂しい歩みを運んで参ります。 芥川龍之介の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア