が、こう云う場合に立ち至ったからは、元よりこちらも手を束ねて、見て居る訳には参りません。
そこで水干の袖を後で結ぶと、甥の後から私も、小屋の外へ窺いよって、蓆の隙から中の容子を、じっと覗きこみました。
するとまず、眼に映ったのは、あの旗竿に掲げて歩く女菩薩の画像でございます。
が、こう云う場合に立ち至ったからは、元よりこちらも手を束ねて、見て居る訳には参りません。
そこで水干の袖を後で結ぶと、甥の後から私も、小屋の外へ窺いよって、蓆の隙から中の容子を、じっと覗きこみました。
するとまず、眼に映ったのは、あの旗竿に掲げて歩く女菩薩の画像でございます。