それからその寝姿を半蔽っている、着物らしいものが見えましたが、これは芥火に反いているので、噂に聞く天狗の翼だか、それとも天竺にあると云う火鼠の裘だかわかりません。
この容子を見た私どもは、云わず語らず両方から沙門の小屋を取囲んで、そっと太刀の鞘を払いました。
が、私は初めからどうも妙な気おくれが致していたからでございましょう。
それからその寝姿を半蔽っている、着物らしいものが見えましたが、これは芥火に反いているので、噂に聞く天狗の翼だか、それとも天竺にあると云う火鼠の裘だかわかりません。
この容子を見た私どもは、云わず語らず両方から沙門の小屋を取囲んで、そっと太刀の鞘を払いました。
が、私は初めからどうも妙な気おくれが致していたからでございましょう。