これは甥も同じ思いだったものと見えて、時々喘ぐように叫びますが、白刃はいつまでもその頭の上に目まぐるしくくるくると輪ばかり描いて居りました。
二十七
その中に摩利信乃法師は、徐に身を起しますと、十文字の護符を左右にふり立てながら、嵐の叫ぶような凄い声で、
これは甥も同じ思いだったものと見えて、時々喘ぐように叫びますが、白刃はいつまでもその頭の上に目まぐるしくくるくると輪ばかり描いて居りました。
二十七
その中に摩利信乃法師は、徐に身を起しますと、十文字の護符を左右にふり立てながら、嵐の叫ぶような凄い声で、