これは天上皇帝の神勅を賜わって、わが日の本に摩利の教を布こうずる摩利信乃法師と申すものじゃ。
あの沙門は悠々と看督長の拝に答えてから、砂を敷いた御庭の中へ、恐れげもなく進み出て、こう厳な声で申しました。
それを聞くと御門の中は、またざわめきたちましたが、さすがに検非違使たちばかりは、思いもかけない椿事に驚きながらも、役目は忘れなかったのでございましょう。
これは天上皇帝の神勅を賜わって、わが日の本に摩利の教を布こうずる摩利信乃法師と申すものじゃ。
あの沙門は悠々と看督長の拝に答えてから、砂を敷いた御庭の中へ、恐れげもなく進み出て、こう厳な声で申しました。
それを聞くと御門の中は、またざわめきたちましたが、さすがに検非違使たちばかりは、思いもかけない椿事に驚きながらも、役目は忘れなかったのでございましょう。