それを聞くと御門の中は、またざわめきたちましたが、さすがに検非違使たちばかりは、思いもかけない椿事に驚きながらも、役目は忘れなかったのでございましょう。
火長と見えるものが二三人、手に手を得物提げて、声高に狼藉を咎めながら、あの沙門へ走りかかりますと、矢庭に四方から飛びかかって、搦め取ろうと致しました。
が、摩利信乃法師は憎さげに、火長たちを見やりながら、
それを聞くと御門の中は、またざわめきたちましたが、さすがに検非違使たちばかりは、思いもかけない椿事に驚きながらも、役目は忘れなかったのでございましょう。
火長と見えるものが二三人、手に手を得物提げて、声高に狼藉を咎めながら、あの沙門へ走りかかりますと、矢庭に四方から飛びかかって、搦め取ろうと致しました。
が、摩利信乃法師は憎さげに、火長たちを見やりながら、