が、その冬の末に良秀は何か屏風の画で、自由にならない事が出来たのでございませう、それまでよりは、一層容子も陰気になり、物云ひも目に見えて、荒々しくなつて参りました。
と同時に又屏風の画も、下画が八分通り出来上つた儘、更に捗どる模様はございません。
いや、どうかすると今までに描いた所さへ、塗り消してもしまひ兼ねない気色なのでございます。
が、その冬の末に良秀は何か屏風の画で、自由にならない事が出来たのでございませう、それまでよりは、一層容子も陰気になり、物云ひも目に見えて、荒々しくなつて参りました。
と同時に又屏風の画も、下画が八分通り出来上つた儘、更に捗どる模様はございません。
いや、どうかすると今までに描いた所さへ、塗り消してもしまひ兼ねない気色なのでございます。