そのうちにあのバッグという漁夫の河童の話には、なんでもこの国の街はずれにある年をとった河童が一匹、本を読んだり、笛を吹いたり、静かに暮らしているということです。
僕はこの河童に尋ねてみれば、あるいはこの国を逃げ出す途もわかりはしないかと思いましたから、さっそく街はずれへ出かけてゆきました。
しかしそこへ行ってみると、いかにも小さい家の中に年をとった河童どころか、頭の皿も固まらない、やっと十二三の河童が一匹、悠々と笛を吹いていました。
そのうちにあのバッグという漁夫の河童の話には、なんでもこの国の街はずれにある年をとった河童が一匹、本を読んだり、笛を吹いたり、静かに暮らしているということです。
僕はこの河童に尋ねてみれば、あるいはこの国を逃げ出す途もわかりはしないかと思いましたから、さっそく街はずれへ出かけてゆきました。
しかしそこへ行ってみると、いかにも小さい家の中に年をとった河童どころか、頭の皿も固まらない、やっと十二三の河童が一匹、悠々と笛を吹いていました。